高専カンファレンスの転換期?

高専カンファレンスin神戸が行われた今日(1月8日)の#kosenconf TLを見ていてふとそう感じたので。

色々ツッコミどころはあるかと思いますが、あくまでも私個人の考えなので適当に読み流して頂けると幸いです。

ネタ発表はもう許されない時代なのか

USTをまだ見ていないためLTの詳しい内容には触れませんが、あるLTの発表内容を巡って賛否が広がったようです。

内容がサブカル系のネタ発表だったということですが、USTで見ていた人の中から否定的な意見が噴出したのがきっかけで次から次へと意見が続出。

私が見ていた感じだと、

  • (今回のLTの)発表内容は一般市民からの高専生の評価を著しく低下させる(可能性がある)
  • 査読を導入するなどして、発表内容に制限を設けるべき
  • (USTは)全世界で見られる、見ているのは高専関係者ばかりじゃない
  • 発表内容に制限を設けると発表者の減少に繋がるのではないか
  • "高専カンファレンス"という名称のあり方を考えるべき
  • 査読とかではなく、発表者一人一人の意識が重要
  • 高専クラスタのOFF会化している、もっと一般の人の参加を
  • 一般の参加を増やすことで内容を硬くするのでは、もはや高専カンファではなくただの勉強会でしかない

など、様々な意見を目にしました。私もUSTで何度か高専カンファを見ていますが、これほど発表内容で賛否が出てしまったケースは前例がないように感じます。今日に限らず、自分が見ていた感じ正直「これは賛否が出るんじゃないか」という発表はいくつかあったりしますが…

いずれにしても、ネタ発表については今後は慎重にならざるを得ない時が来ているのかも知れません。

真面目指向に舵を切るべき?

まだ私は実際に参加したことがないのであまり大それたことは言えませんが、今回のように発表内容で賛否を生みたくないなら真面目指向に転換するしかないんじゃないか、と思っていたりします。

つまり、ネタ系の発表は募集及び査読の段階で容赦なく弾く、と。

これでは面白くなくなってしまう、という意見も見かけましたが、学校への協力を取り付けたり、今まで以上に一般の人への周知、一般の人の参加を促すとなるとこういう考えも必要になってしまうのかな、と。

ちなみにうちの学校の場合、○○主事の立場にいらっしゃる先生方が非情報系教員ばかりで情報系のネタ発表は正直受け付けられないのではないかと感じています。情報系教員だとネタにもある程度対応できる先生方も多いのですが… また自分が恐れているのが、仮に沖縄で高専カンファをやったとして今回のように発表内容に問題があった場合、沖縄高専のイメージを損ねたとして運営サイドの人たちが後で厳しい処分を言い渡されてしまうのではないかという危惧です。処分規定の中に「沖縄高専の学生に相応しくない悪質な行為」というものがあり、これは余談になりますが過去に後夜祭の出し物としてあった映像作品を巡って、後夜祭に参加していた人は楽しんでいたようですが、その映像作品に出ていた学生が後でこの規定で処分されていたりします。(ちなみに規定適用の理由としては不法侵入などが挙げられていました)

この前例があるので、発表内容によっては運営サイドが痛い目に遭ってしまうのではないか、と恐れているわけです。せっかくカンファを開催できても後でこんなことになってはモチベーションも下がりますし、人によっては二度とカンファに関わりたくない、という負の連鎖に繋がってしまうかも知れません。

色々書いていますが、一番の理由としては「せっかくカンファというイベントを楽しみたいのに、今日のようなギスギスしたムードになっては全てが水の泡になってしまうのが嫌」ということだったりします。

ちなみに私はカンファをどう考えているのか

私が考える高専カンファ:「現役高専生や高専OBの方による技術的なことや高専時代に何をしていたかなどの発表や参加者との交流を通じて、発表者と参加者が相互に刺激を与え合う場」と考えています。

近日高専カンファのあり方を考える「高専カンファレンスカンファレンス」が行われるということですが、その際にもUST経由で出来る限り議論に関わっていきたい所です。