もしMCAS Henokoが建設されたら

沖縄高専は、普天間基地の移設予定地であるキャンプシュワーブのすぐ近くに位置しています。

もう十年以上前から、普天間基地辺野古に移設、という話が出て、未だに解決する見通しが立っていませんが…

既に周辺施設の工事も始まっており、移設やむ無しだろう、と個人的には考えていますが、

ここでは、もし実際に建設された場合を想定して話を進めていくことにします。


まず浮かび上がる問題点として、

  • 昼夜問わずの騒音の激化
  • 低空飛行の増加による墜落のリスク拡大

騒音、低空飛行ともに未来の話ではなく、現在起きている問題です。(頻繁に発生していないだけの話)

現状でも学校のすぐ裏には米軍の演習場、ヘリポート、廃弾処理場があり、ちょっと離れた所には火薬庫があります。

昼夜問わず山の方から重機関銃の音が鳴り響くのは日常茶飯事です。(今日も雨の中行われていました)

人によってはある種の恐怖感を抱くのは無理もないかと思います。また、夜眠れなくなる時があるかも知れません。

そして個人的に恐怖なのが低空飛行による墜落の可能性です。

沖縄国際大学でのCH-53D輸送ヘリ墜落事故では、幸いにして犠牲者は出なかったものの、一歩間違えれば大惨事は必至の状況でした。

その一方で、宮森小での戦闘機墜落事故では教職員合わせて17名の犠牲者を出すという悲惨な結果を招きました。

歴史は繰り返す、と言いますが実際ここで挙げた以外にも墜落事故は何件も存在します。

今の米軍の高圧的な態度を見ていると、決められた飛行ルートや飛行可能時間を守るとは到底思えないのが実情です…

イタリアでの基地とうまく共存しているケースを知っているだけに、沖縄でのこの態度には理解に苦しむものがあります。

私自身は移設に賛成も反対もしていませんが、もし作るにしてもリスクの予防や除去をきちんと行った上で着手して頂きたいものです。


あと、期待していませんが鳩山政権、さっさと決断を。